情緒不安定になるのはなぜか — 一日のうちに何度も気分が変わるとき

朝はわりと平気でした。昼過ぎまでもなんとかなっていた。それが三時ごろ、たいしたことのない一言で急に全部いやになる。夕方にはまた何ともなくなって、夜になると、昼間ピリピリしていた自分が恥ずかしくなります。

これが続くと、まず「自分がおかしいのか」と思います。まわりはみんな一日を平らに過ごしているように見えるのに、自分だけ上がったり下がったりしている気がして。ただ、波があること自体が問題であることは、思うより多くありません。たいていは波が大きくなりやすい条件のほうに体が置かれている状態です。

気分はもともと平らではない

人の気分は直線ではなく波に近いものです。問題は波があることではなく、波が大きくなったこと。同じ大きさのできごとが、昨日はさざ波だったのに、今日は船が揺れるほどになる。

だから聞くべきなのは「なぜ自分は感情的なのか」ではなく、「最近、何が波を大きくしているのか」です。こちらは性格よりずっと変えやすいものばかりです。

波を大きくする五つ

五つのうち三つが重なった日は、誰でも揺れます。もともと繊細な人がいるのではなく、揺れやすい日があるのです。

揺れはじめた、その場でできること

わいた感情を無理に下げようとすると、たいてい大きくなります。目的は消すことではなく速度を落とすことです。

かえって波を大きくすること

長い目で波を小さくする

相談したほうがいい目安

次に当てはまるなら、ひとりで調整するより専門家と一緒に見るほうが早いです。

二つめは、ふつうの気分の波とは分けて見たほうがいいサインなので、一度確かめておくと安心です。

話す相手がいないとき

気分の波が大きい人がそろって言うことがあります。言うのが申しわけない、と。昨日も苦しいと言ったのに今日もそうだと、相手が疲れてしまいそうで。それで飲みこんで、飲みこんだぶん次の波が大きくなります。

そういうとき、最初に出す相手が人である必要はありません。紙でも、メモアプリでも、名前を出さずに書ける場所でもかまわない。大事なのは、頭の中だけで大きくなっていたものを外に出して文にすることです。文になった時点で、それは自分を揺らす波ではなく、自分が見ている波になります。


ひとりで抱えてきたことがあるなら、名前を出さずに書いてみるのもひとつの方法です。

告解 — 匿名で書いて、なぐさめが届くアプリ

つらさが続くときは、ひとりで抱えないでください。
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