匿名で愚痴を吐き出せる場所と、それが効く理由
匿名の場所を探すのには現実的な理由があります。自分を知っている相手に言えば、必ず何かが動いてしまう話がある。友人関係、職場、家族から見た自分の像。匿名はその代償を消します。そして止まっていた原因は、たいていその代償のほうです。
吐き出すと何が起きるのか
気持ちを言葉にすると、その強さが変わります。感情に名前をつけると強度が下がることは、よく知られた効果です。「職場で見抜かれるのが怖い」のほうが、その前にあった形のない不安より扱いやすいのはこのためです。
もうひとつは小さいけれど大事なことです。書いてしまえば、内側からではなく外側から眺められる。たいていのことは、考えているときより読んでいるときのほうが小さく見えます。
効く吐き出し方と、そうでない吐き出し方
- 効く: 何があったか、それが自分に何をしたかを書く
- 効く: 口に出せない一文を、そのままの形で書く
- 効きにくい: 同じ不満を同じ言葉で毎日くり返し、何も足さない
- 効きにくい: 同意をもらうためだけに書いて、もらえないとさらに落ちる
境目は、書くたびに動いているかどうかです。毎回何か新しいことに気づいているなら働いています。同じところを再生しているだけなら、手放すのではなく気持ちの練習をしていることになります。
匿名の場所で気をつけること
- 他人が特定できる情報は書かない。その人のプライバシーでもあります
- 見知らぬ人に専門性を期待しない。なぐさめは受け取っていい。具体的な助言は慎重に
- 読み終えて前より重くなっていないか見る。落ち着かせるのではなく煽る場所もあります
- きつい言葉が来ても、それは相手の問題です。あなたの書いたものが招いたのではありません
吐き出すだけでは足りないとき
吐き出すのは圧を抜く行為で、圧を作っているものは残ります。同じことが何か月も戻ってくる、自分を傷つける考えが出ている。そういうときは専門の人に話してください。種類の違う助けで、それを求めていいのです。
ひとりで抱えてきたことがあるなら、名前を出さずに書いてみるのもひとつの方法です。
つらさが続くときは、ひとりで抱えないでください。
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