人といるのに孤独を感じるとき
誰もいない部屋で寂しいのは分かりやすい。友人に囲まれた席で寂しいのは分かりにくいので、自分がおかしいのだと考えてしまう。おかしくはありません。この二つは、もともと別のものです。
「そばにいる」と「分かられている」は違う
孤独を和らげるのは距離の近さではなく、誰かが自分について正しい像を持っているという感覚です。好意的な人たちと一晩過ごしても、帰り道で孤独になることがある。その席にいたのが、編集済みの自分だったからです。
だから忙しい時期ほど孤独は強くなるし、感じよく振る舞うのが上手な人ほど強くなります。編集版が上手いほど、その先まで届く人がいなくなる。
できあがってしまう輪
- 分かられていないと感じる → 編集していない自分は誰も求めていないと考える
- 一緒にいて楽なように、話を軽いままにしておく
- 深くならないので、やっぱり誰も求めていないと確認される
- 声をかけること自体が、迷惑をかけることに思えてくる
この輪の中では全員が気をつかっています。誰も悪いことをしていない。だから抜けにくい。
抜けるきっかけになりやすいこと
- いつもより一段だけ本当のことを言う。告白ではなく、世間話の一歩先で十分です
- 先に出す。ほとんどの人が、誰かが先に出すのを待っています
- 数より深さ。本当の事情を知っている一人は、要約を知っている十二人より効きます
- 強さより繰り返し。同じ人と、定期的に、なんでもない形で
- 本当に相手がいないときは書く。編集版から言葉へ移すのは、代わりではなく、ちゃんとした一歩です
長く続いているとき
長引く孤独は睡眠や体調、気分にはっきり影響しますし、抑うつと双方向に結びつくことが知られています。何か月も続いていて生活まで引きずられているなら、専門家に相談するのは理にかなっていて、実際に効きます。
ひとりで抱えてきたことがあるなら、名前を出さずに書いてみるのもひとつの方法です。
つらさが続くときは、ひとりで抱えないでください。
いのちの電話 0570-783-556 · #いのちSOS 0120-061-338